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[BRAND study] 無印良品 良品計画

  • 作成言語: 日本語
  • 基準国家: すべての国家country-flag
  • 生活

作成: 2025-05-25

作成: 2025-05-25 15:17

WHAT IS MUJI?


無印良品は衣服、生活雑貨、食品という幅広い品ぞろえからなる品質の良い商品として、
1980年に日本で生まれました。無印良品とは「しるしの無い良い品」という意味です。

無印良品は今も変わらず、3つの原則を基本にしています。

1. 素材の選択
2. 工程の点検
3. 包装の簡略化

極めて合理的な生産工程から生まれた商品はとても簡潔です。
言わば「空っぽの器」のようなもの。単純であり空白であるからこそ、
あらゆる人々の思いを受け入れられる究極の自在性がそこに生まれます。

無印良品の誕生は1980年。起点はものの生産プロセスを徹底して合理化することで
簡潔で気持ちのいい低価格商品を生み出すことでした。
具体的には「素材の選択」「工程の点検」「包装の簡略化」を通して商品を見つめ直しています。
たとえば、紙の原料であるパルプを漂白するプロセスを省略すると、紙はうすいベージュ色になります。
無印良品はそれをパッケージ素材やラベルなどに用いました。結果として非常にピュアで新鮮な商品群が現れたのです。
演出過剰ぎみだった一般商品と好対照をなす商品群は、日本のみならず世界に衝撃を与え、大きな共感とともに受け入れられました。

それは「これがいい」「これでなくてはいけない」というような強い嗜好性を誘う商品づくりではありません。
無印良品が目指しているのは「これがいい」ではなく「これでいい」という理性的な満足感をお客さまに持っていただくことです。
「これがいい」には微かなエゴイズムや不協和が含まれますが「これでいい」には抑制や譲歩を含んだ理性が働いています。
しかしながら「で」の中には、あきらめや小さな不満足が含まれるかもしれません。
無印良品は「で」の中にある小さな不満足を払拭し、明晰で自信に満ちた「これでいい」の次元を目指します。

極めて合理的な生産工程から生まれる無印良品の商品はとても簡潔ですが、
これはスタイルとしてのミニマリズムではありません。言わば「空っぽの器」のようなもの。
単純であり空白であるからこそ、あらゆる人々の思いを受け入れられる究極の自在性がそこに生まれるのです。
省資源、低価格、シンプル、アノニマス(匿名性)、自然志向など、いただく評価は様々ですが、いずれに偏ることなく、
しかしそのすべてに向き合って無印良品は存在していたいと思います。

無印良品の店舗は現在、全世界で1000を超え、商品アイテムも、衣服や生活雑貨、食品、そして家まで、7000アイテムを超えました。
しかしその思想の根幹は誕生当時と変わらず、北をさす方位磁石のように、
生活の「基本」と「普遍」を指し続けています。






無印良品について

1980年、「無印良品」は「わけあって、安い。」をキャッチコピーに、従来の商品の規格からすると少し外れてしまうような商品の企画からスタートしました。「素材の選択」「工程の点検」「包装の簡略化」の3つの視点を守りながら、実質本位の商品をつくり続けてきました。


企業情報


企業理念
「人と自然とモノの望ましい関係と心豊かな人間社会」を考えた商品、サービス、店舗、活動を通じて「感じ良い暮らしと社会」の実現に貢献する。


二つの使命

日常生活の基本商品群を誠実な品質と倫理的な視点から開発し、使うことで社会を良くする商品を、手に取りやすい価格で提供する。
店舗は各地域のコミュニティセンターとしての役割を持ち、地域の皆さまと課題や価値観を共有し、共に地域課題に取り組み、地域への良いインパクトを実現する。


根本方針

提供する商品、サービス、活動を通じて、資源循環型・自然共生型の社会、持続可能な社会の実現に貢献する。社会や人の役に立つ、という根本方針のもと、社員および事業関係者一人一人が、社会全体や地球でいま起きている課題に敏感に呼応し、すべての事業分野において提供する商品、サービス、活動それぞれの全ライフサイクルにわたり、地球環境負荷の低減や個人の尊重に努める。


経営方針

オーナーシップを持った社員を事業活動の主役に据え、地域に根差した個店の活動、個々の社員や事業関係者の活動が公益に寄与する公益人本主義経営を実践する。


企業価値向上

活動の結果として、高い収益構造をつくり、正しく納税し、適正な株主還元を行う。さらに、ステークホルダーの皆様と、社会への良いインパクトを共創することを目指し、長期的な企業価値向上に努める。





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